ムネリンがソフトバンクから退団した。
自律神経の病気がきっかけらしい。
「心と体の回復につとめます。」との発言からも明らかなとおり、身体的・精神的にダメージを受けているみたい。
「あんなにポジティブで元気なムネリンが....。」という反応多数。
正直に言って私はあまり驚かなかった。
ムネリンのようなパターンはそう少なくないはずだからだ。
すごいもの・ことの裏には必ず相応のお金なり努力なり研究があると思う。
ムネリンのあのポジティブパワーはわざわざ人が誰かに話したくなるほどのそれだった。
世界中の人が笑顔になって元気になった。
びびっちゃうような「すごい」パワーだった。
それだけに、その裏にはやはりびびるぐらいのものすごい努力があったんだと思う。
試行錯誤があったんだと思う。
そんな風に努力でポジティブを生み出していく作業は問題集を解くのに似ている。
分からない問題にその都度対処していく、そんな感じ。
人生の中でその時々違ったストレスを受けて、それに勝てるような対処法を自分で考えて身に着ける作業だ。
だいたいの場合はそれまでの経験を組み合わせてうまくやるんだけど、
その方法ではどうにもできない問題にぶち当たったりすることがある。
ちょっと待って、今考えてるから...って言いたいところなのに、時間も仕事も周りの人間も待ってはくれない。
そうすると体や思考のテンポみたいなものが崩れてきて、本当にどうしようもなくなってくる。
ムネリンがそうかはもちろん断定できないけれど、こういうプロセスで心身のバランスを崩す人は多いと思う。
ポジティブが努力や研究のうえに成り立つものであるがゆえに起こるのだ。
だから私は元気な人が突然落ち込んだりするのを不思議には思わない。
それなら天性のポジティブマン以外はポジティブを目指すべきじゃないということか?と思われるかもしれない。
私はそれも違うと思う。
本当に生まれながらのポジティブマンなのであれば、それは素晴らしすぎる才能なのでそのまま大事にしてください、と言いたい。(あんまりいないと思うけど)
ただ、努力しないとポジティブになれない人にも私はそのままでいてほしい。
なぜならそう頑張ろうと思える気持ちや環境自体が稀であり価値があるから。
そしてたとえそれが小さな壁だとしても、乗り越えた経験は武器になるからだ。
武器がたくさんあればあるほどたくさん敵をやっつけることができる。
そうすればやりたいことがたくさんできる。
ムネリンにはとりあえずファンに遠慮しないで自分のことばっかり考えていてほしい。
そして今を乗り越えた先で好きなように幸せに生きてくれたらいちファンの私としてはうれしい。
たくさんの元気をありがとう、ムネリン。
これからもずっと応援してるよ!