グレーのスーツで就活してはいかんのか
就活終了直後の私にとってフレッシュなこの話題で、久しぶりに記事を書こうと思います。
私はかなり平凡で地味な就活をしてたんだけど、1つだけネタになるような経験をしました。
ある会社の一次試験をパスし、面談に呼ばれた私。
要約すると、私の希望した職種(某ナビではしっかり募集されていた)は基本的には募っておらず、やる気があるなら他の職種で選考してみないか?ということだった。
正直に言ってこの時点で嫌な予感はしていた。
不信感をおぼえつつ、「じゃあ帰ります。」とか言う勇気はなかったのでとりあえず話を聞いてみることにした。
そして面談は無事終了・・・するかに思われたその時だった。
「あのー、ずっと思ってたんだけど、リクルートスーツじゃないよね?」
突然予想外なことを言われて一瞬うろたえたが、とりあえず、
就職活動はずっとこれで・・・というようなことを言ってみた。
それに対して面談相手は、
「いやー、僕は別にいいと思うんだけど、上の人が気にするからねー。」と。
私はこんな風に思った。
1. 私のスーツはグレーだからといって、カジュアルなわけでも派手なわけでもない。
きちんとスーツ店で店員の方に「入学式でも就活でも着られますよ。」のお墨付きをもらって調達したもの。
2. なぜリクルートスーツ以外はダメなのか。
もちろんリクルートスーツも悪くはない。
最近では安価なものがたくさん出ていて、何着か揃えて着まわせる利点もある。
だけど、だけど、いつからリクルートスーツが制服になったんだ。
(ちなみに後でちょっと検索してみたら「公平な目で選考するため」みたいな主張があった。そら面接する側の勝手な都合だろう)
3. ってかあなたの着てるスーツはグレーやないかい。
色々と意見したかったが、
「それリクルートスーツじゃないよ。」と苦笑されるなどして一気に脱力してしまった。
この会社の、学生を相手にするうえでのだらしなさとか、古い体質みたいなものをすっかり感じ取ってしまったからだ。
募集のかけ方に始まり、スーツ事件まで、この段階になって全てがつながった感じがした。
私はそこで仕事をしたくないと思ったので、選考を辞退させてもらった。
その後は一度もスーツに関して指摘を受けることなく、様々な企業の選考を受け、最後には内定をもらうことができた。
こうした経験を経て思ったのは、
まず必ずしもリクルートスーツを着る必要はないということ!(笑)
まぁ、暗黙のルールが確立されているような会社を志望するなら別だけれど。
その辺はみんしゅうとか参考にしてくだせえ。
(余談だけど、昔銀行で採用をしていた人にこの話をしてみたところ、「そのスーツがダメだなんてありえない。」との反応だったのは少し意外だった)
そして、就活をしてて何か不信に思うことがあったら、十分慎重になっていいということ。
もしかしたら、その小さな違和感はそれにとどまらないかもしれない。
さらに、もしそういうことがあってその会社の選考をやめることがあっても、
そんなに焦らなくていいということ。
現に私は1つ持ち駒を減らしたわけだけど、最終的には自分に合う会社を見つけられた。
それも9月の話。
星の数ほど会社がある日本だ。
冷静になってじっくり探そう。
このエピソードが少しでもこれからの就活生の役に立つといいと思います。
それでは。