オレンジデイズを6年ぶりに見て思ったこと
「半分、青い。」で何かと物議を醸した北川悦吏子さん脚本のドラマ「オレンジデイズ」について。
旬なネタってことで。
初めてこのドラマを見たのは私が高校2年生の時。
そして大学4年生の今、機会があったので見直してみて、6年前とはまた違ったことに気がついたので書いてみよう。
ちなみに全体的なドラマの描写について触れるつもりはない。
なぜなら、何度も他所で私より知識や理解のある人々によって議論されているから。
私にはそれほどの技量はないので、もっと個人的な、どうでもいいことばかり書くことにする。
まず、聴力障がい者の沙絵とその友達の茜が、授業中にこっそり手話でおしゃべりして先生に怒られるシーンを見て思ったこと。
自分含め健聴者・健常者って無意識に障がい者を聖人のようにみなしたり、思考停止気味に"障がい者には優しく・・・"とばかり考えるきらいがある気がしていて、でもそういうのって人格を無視しているのに等しいよなぁ、と最近思う。
だから、このシーンを見て、障がい者のごく些細な日常とか、自分たちと共通の感情とかをもっと知りたいと思った。
「そこ!手話でおしゃべりしない!」みたいなことって、実際はあるんだろうか?と。
そして、妻夫木くん演じる櫂の元カノ真帆について。
年上彼女だった真帆は、内定を蹴ってやりたいことに突き進む櫂を振るんだけど、高2の私にはそれはもう鬼のように映った。
ひどい!この妻夫木くんの夢と希望に溢れたまなざしを見てそんなことが言えるのか!!と思っていた
・・・んだけど。
正直22歳になると真帆の気持ちはわからんでもない。
真帆は博士課程の学生だから最低でも25歳なわけだけど、その年齢で結婚願望がある彼氏持ちの女性ならそりゃ現実的になるよなぁ、と。
そこにきて彼氏に「将来のこと考えてなかった。」って言われちゃって、そのあとに「何年もかかってやっと就職だよ!それまで待っててね!」とか言われたらショックだよね。
高2の私は「2人ならやっていけるよ!」と言ってのける櫂をなんとも思わなかったけど、今の私にはひどく幼く見える。
真帆の新しい彼氏に「かわいい」と言われて、ムッとしながら「僕・・・いや俺、失礼します!」と去っていく姿は半分どころじゃなく青すぎる。真っ青。
と、アンチ櫂みたいな私だけど、就活直後の人間としては櫂の気持ちだってよく分かる。
6年越しに櫂・真帆の2人に感情移入する体験ができて面白かった。
あと、茜が就職試験を受けに行くシーン。
控室にいる受験者を見ると、黒髪にまじって茶髪がいた。
当の茜も茶髪。
ドラマ放映当時の2004年の就活はこうだったんだろうか?
もしそうならば、わざわざ黒染めせずに済んで楽だったろうな、と思った。
就活のためにスーツやバッグや靴をそろえるのは分かるとして、準備に黒染めが入るのってなんか可笑しいよなぁ、とも思ったり。
それから、ドラマにはあんまり関係ないけど、小西真奈美さまについて。
最近たまたまファブリーズのCMで彼女を見かけたんだけど、オレンジデイズの頃からほとんど変わってない・・・!
深津絵里さまに匹敵する変わらなさ。
なんか、あと50年経っても同じな感じがする・・・。
で、やっぱり一番の気づきとしては、
キラキラ大学生活を送りたかったら、
東京の私大に入って柴咲コウか白石美帆にならにゃいかんということですね。
無理でしたね。
というわけで、皆さんもお暇があったらどうぞ。
アマゾンプライムビデオで配信されてます。
成宮くんかっこいいよ!